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羽毛ふとん

from 睡眠環境寝具指導士

 

掛けふとんを選ばれている時に、時々何を選べばいいのか?と聞かれる時があります。

 

実際、掛けふとんの種類には、主に秋・冬向けの掛けふとん(※やや詰め物を減らした合い掛けふとんと言うのもあります)、春夏向けの肌かけふとん、夏の暑い時期に向けの夏掛けふとんと種類が分かれているんですね。

 

季節ごとにそれぞれを使い分けるという方法もあると思いますが、収納スペースなどの関係などで難しいかもしれません。実際、家族全員分をそろえるのも費用がかかりますからね。

 

そこで、年間を通して快適にすごせる工夫をお話させて頂きます。今回は掛けふとん編です。

 

 

|掛けふとんを選ぶときのポイント

 

「寝床内環境」という言葉を聞いた事はありますか?

 

どういう事かと言うと、人は寝るときに掛けふとんと敷ふとんに挟まれている状態で眠ります。

この挟まれた状態で出来る小さな空間の事を「寝床内環境」と言っています。

 

よい睡眠を実現するためには「寝床内環境」を整える(快適にする)必要があるという事なのですが、目安を数字で表すと「温度:33℃ ± 1℃」「湿度:50% ± 5%」と言われています。

 

当然、快適な寝床内環境に近づけるために、掛けふとんが大きく影響しているわけで、選択も重要になります。そこで機能面で重要な要素を4つ見てみましょう。

 

あなたが、選んだその掛ふとん・・・

 

1・保湿性は高いですか

 

夜になると身体の産熱量が減少し体温が下がり始めます。体温は明け方まで下がり続け、午前5時ごろに最低レベルに達していきます。寝巻を着ただけで、毛布やふとんを掛けずに寝てしまったら風邪をひきやすいのはこのためです。睡眠時の体温変化や寝室の冷気から体温を保持するために、保湿性が必ず必要になります。

 

 

2・吸湿、透湿、放湿性はいいですか

 

人の身体からは常に汗が出ているのですが、それは睡眠中も例外でなく、体温調整などいくつからの理由で汗が出ています。その為、身体を接する寝具には十分な吸湿性が求められ、また汗のため湿度が高くなるので「蒸れ」を防ぐために、吸湿、透湿、放湿性が求められます。

 

 

3・軽いですか

 

好みによりある程度重みがある方がいいという人もいますが、基本的には軽さは重要なポイントになります。なぜなら、一晩で約20回の寝返りを打つと言われているのですが、寝返りの役目が実はちゃんとあって、身体の重みで押さえられている部分を開放して血液循環を改善したり(寝ている時も重力がかかっている)、暖まりすぎたところに空気を送って冷やしたり、蒸れを感じた時に湿気を逃がすために必然的に行っているんです。

 

なので、重い掛けふとんでは、余計な負担を体にかかることになるので、寝返りのたびに睡眠を妨げることにつながります。特に高齢者の方には、心臓への負担も懸念されるので、注意しましょう。

 

 

4・ドレープ性(フィット性)はいいですか

 

先に、寝床内環境が大切だとお伝えしましたが、寝相の悪さや寝返りのために、寝床内の快適さを逃さないために、身体に沿いやすい柔らかさが要求されます。お店で体感されるのが一番いいと思いますが、ドレープ性に優れている、寝返りを打つ時になめらかに身体にフィットしてくるものを選んでください。

 

 

いかがでしょうか。上記4項目は絶対確認するようにしてくださいね。

 

では、掛けふとんを選ぶときのポイントの次に、掛けふとんはどんな詰めもの(原料)で出来ているのかを見て行きましょう。それぞれ、詰めもの(原料)の特性も確認してください。

 

 

|掛けふとん 詰めもの(原料)の種類

 

  • 綿(コットン)

繊維に撚りがかかっていて弾力性、保湿性がよく、吸湿性も優れています。打ち直しも可能とい特徴があります。放湿性がやや劣ります。こまめな日干しなど乾燥対策が必要です。

 

  • 合繊(ポリエステル)

安価な物が多い。重量は軽く、弾力性があり、保湿性が良いです。また、ホコリが出にくく、衛生的という特徴があります。ホコリに敏感な人に向いていて、取り扱いも楽です。

 

  • 羊毛(ウール)

保湿性がよく、吸放湿性にも優れています。弾力性もよく、難燃性という特徴もあります。蒸れ感が少なく、さわやかな使用感が特徴です。弾力性はいいのですが、へたると回復しにくいです。

 

  • 羽毛(ダウン・フェザー)

軽く、かさ高性があり保湿性・吸放湿性に優れています。また、蒸れ感も少なく、さわやかな使用感が特徴です。

 

  • 真綿(シルク)

繊維が細く、軽く、柔らかく保湿性に優れています。肌沿いも良いです。保管時の虫食いには要注意です。

 

 

いかがでしょうか。

 

市販されている多くは、合繊(ポリエステル)何%、羊毛(ウール)何%とミックスされている場合がほとんどですが、詰め物(原料)の特性を理解するという事で参考にしてください。

 

では、これまで文字の列記ばかりだったので、それぞれの特徴をわかりやすく表にまとめました。

 

詰め物(原料)保湿性吸湿性フィット感重量
綿(コットン)
合繊(ポリエステル)
羊毛(ウール)
羽毛(ダウン・フェザー)
真綿(シルク)

 

 

|掛けふとんを選ぶときのポイント 再確認

 

快適な睡眠を実現するために「寝床内環境」を整える必要がある事をお伝えしてきましたが、その為に4つのポイントがありました。

 

1・保湿性

2・吸湿、透湿、放湿性

3・軽さ

4・ドレープ性(フィット性)

 

表を見てみると、これに全て該当するのが「羽毛(ダウン・フェザー)」と「真綿(シルク)」のみだという事がわかります。

 

詰め物(原料)保湿性吸湿性フィット感重量
羽毛(ダウン・フェザー)
真綿(シルク)

 

あっ!真綿(シルク)も選択肢になるんだ・・と思われるかもしれませんが、真綿(シルク)はとっても高級品になります。予算も必要ですし、保管の場所もとってしまいます。

 

その反面、羽毛(ダウン・フェザー)は、購入しやすい価格商品も多くなっていて、さらに自宅で洗濯ができる、使いやすい商品も発売されています。

 

ここに、睡眠環境寝具指導士が、掛けふとん選びで羽毛をすすめる理由があります。

→ 当店のおすすめ 柄込 羽毛ふとん

 

 

|睡眠環境寝具指導士が教える、一年間上手に羽毛掛けふとんを活用する方法

 

とは、言っても暖かい季節は、羽毛なんて使えないでしょ!と思われると思うので、睡眠環境寝具指導士ならではの、使い方をお伝えします。

 

製品のおすすめとしてはデュエットタイプの羽毛ふとんです。

 

デュエットタイプの羽毛ふとんとは春秋用の羽毛の合掛け(重量0.7㎏前後)と夏用のダウンケット(重量0.3㎏前後)がセットになった物で、その二枚を合わせて使うと冬でも使えるという物なので、オールシーズン羽毛ふとんを使うことができます。

→当店のおすすめ デュエットタイプの羽毛ふとん

 

勿論、わざわざデュエットタイプの物を購入しなくても羽毛ふとんの合掛けとダウンケットを個別に購入して冬になったら二枚合わせて使うのもOKです。ただ羽毛ふとんを使うに当たって注意して欲しいのが、羽毛ふとんの生地というのは中身の羽毛が外に出ない様に生地のすき間を潰す加工がされています。(ダウンプルーフ加工)

 

→当店のおすすめ

柄込 羽毛合掛けふとん

柄込 ダウンケット

 

この加工によりダウン本来の通気性や浸透性を阻害しています。

 

なので、羽毛ふとんにカバーを掛けずにそのまま使用したり、合繊(ポリエステル)の様な吸湿・放湿性の悪い生地の掛カバーを使用すると蒸れて寝床内環境が悪くなってしまいます。なので、羽毛ふとんを使用する際は必ず吸湿・放湿性にすぐれた天然素材の掛カバーを使用して下さい。

 

※掛カバーについては、改めて情報を紹介させていただきます。



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