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布団の防ダニ効果について ー FROM睡眠環境寝具指導士

 

 

私たちの身体に良くない症状を引き起こす、アレルギーで悩まれている方も多いと思います。

そんな、アレルギーですが私たちの扱う商品(寝具)にも、大きく関りがあります。

 

次の図を見てください。

 

人口当たりの受信患者数(アレルギー疾患、都道府県別)

厚生労働省 統計情報データより抜粋

 

上部の図をみてもらった理由は、図内に“対象としたアレルギー疾患”という表記の中に4つの疾患が表記されています。

 

1・喘息

2・アレルギー性鼻炎(花粉によるものも含む)

3・アトピー性皮膚炎

4・結膜炎(非アレルギー性を含む)

 

実は、この4つの疾患は、布団に住みついたダニが身体に与える症状と同じなんですね。

 

一緒に、アレルギーを引き起こす原因となるアレルゲン(抗原)には、どんな種類があるか見てください。大きく分けて3種類になります。

 

1・吸入性アレルゲン

2・食物性アレルゲン

3・接触性アレルゲン

 

3つは、それぞれどういった形で人と接触するのか?図で確認してみましょう。

 

アレルゲンの種類

アレルゲンの種類

アトピー・アレルギー克服応援ブック NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク署より抜粋

 

 

注目してもらいたいのは、「吸入性アレルゲン」の中の「室内」に表記されている内容です。冒頭に“私たちの扱う商品(寝具)にも、大きくかかわっている”と表記しましたが、その理由がまさにここにあるんです。

 

簡単にまとめれば、環境睡眠寝具指導士として快適な眠りをサポートする中に、しっかり健康に関する情報を伝えていく必要があるという事ですね。なので、今回は布団と防ダニについて考えてみましょう。

 

 

布団の防ダニ効果ってどうなっているの?

 

布団の購入を検討されている方なら、WEBで商品検索したり、近くの販売店に行くと思います。いろいろ商品をみて検討されると思いますが、商品を見ている時に“防ダニ”って表示を目にする事があるかもしれません。

 

この“防ダニ”ですが、タイプとして2つ定義されています。

 

1・薬剤によって、防ダニをするタイプ

2・繊維を特殊加工して、防ダニをするタイプ

 

 

防ダニ加工製品の認定制度を実施しているところがある

 

それが、「インテリアファブリックス性能評価協議会」というところです。知ってました?

 

インテリアファブリックスに関わる5団体から構成され(日本インテリアファブリックス協会・日本カーペット工業組合・日本ふとん製造協同組合・日本紡績協会・日本化学繊維協会)、カーペット・カーテン・寝具寝装品等の品質向上と表示の適正化を図るために「インテリアファブリックス性能自主基準」を定め、認定制度を実施しているんですね。

インテリアファブリックス性能評価協議会
インテリアファブリックス性能評価協議会

インテリアファブリックス性能評価協議会HPより抜粋

 

 

防ダニ加工認定製品 自主基準とは

 

インテリアファブリックス性能評価協議会が定めた品質基準は2つです。

 

1・ダニを寄せつけない「忌避(きひ)効果」

2・ダニを増やさない「増殖抑制効果」

 

 

ダニを寄せつけない「忌避(きひ)効果」

 

薬剤を使用し、カーペットやふとん、シーツ等にダニを寄せつけない効果を付加しています。殺虫を目的としていなく、あくまでも寄せつけないことを目的としています。

 

 

ダニを増やさない「増殖抑制効果」

 

家全体のダニの8割以上を占めるといわれるチリダニは、卵から成虫までの発育期間は2週間~1ヶ月、寿命は2~3ヶ月。この間に50~100個の卵を産み、10週間で30匹が1万匹に増えるほど繁殖力があるので、ダニが増殖することを目的としています。

 

 

防ダニ効果の持続性の確認

 

インテリアファブリックス性能評価協議会では、アレニウスの原理を参考にして、約3年使用後の状態を人工的に作り出し、その状態で効果の判定を行います。

アレニウスの原理

 

当然、使用状況・環境などで効果の持続時間は変化しますので、気に留めておきたいところです。

 

 

 

使用されている薬剤は

 

インテリアファブリックス性能評価協議会では、加工薬剤について安全なものを使用することが重要と考えていて、毒性試験や皮膚刺激試験などにより、使用している薬剤の安全性を確認しているといっています。

 

ただ、詳細は公開されていないようなので、一部参考になる情報が公開されているURLをお伝えします。参考にしてください。

 

http://www.osaka-kasei.co.jp/products/mitecontrol/index.html

 

 

 

認証マーク

 

防ダニ効果に、こだわるなら下記のマークがついている布団をお勧めします。

防ダニ加工ロゴ

 

このマークは、忌避(きひ)効果・増殖抑制効果の2種類で厳しい基準値をクリア、また、加工薬剤の安全性についても厳しくチェックし、基準に合格した製品だけに、マークが表示されています。

 

 

 

繊維を特殊加工して、防ダニをするタイプ

 

通常、織られた生地には繊維と繊維の隙間が存在しますが、繊維をぎっちりと細かく織っていくことで、ダニすら通さない防ダニシーツ(高密度織生地)があります。

 

 

防ダニシーツ(高密度織生地)のタイプは2つ

 

1・化学繊維で織られた生地

2・天然繊維で織られた生地

 

 

化学繊維で織られた生地は、薬剤不使用で防ダニ効果があり、比較的安価という特徴がありますが、例えば、ポリエステル100%で高密度生地では吸水性・吸湿性が劣る為、寝ている時のムレ感を感じるかもしれません。

 

逆に天然繊維の場合、ムレ感はほとんど気にならないレベルだと思います。寝心地も化学繊維と比較すれば大きくかわります。その為、寝心地と防ダニ性を追求するのであれば値段が高価になっています場合があるでしょう。

 

 

おすすめの布団

薬剤を使わない防ダニ加工ふとんは、まだまだ少ないのが現状ですが、寝具工房よーくねったでは、化学繊維を全く使用していない、天然由来成分を使用し作った「マシュマロフトン」という商品を販売しています。

マシュマロフトン

 

マシュマロフトンの特徴

 

・驚くほど柔らかな肌さわり

・天然由来の素材を使用

・天然成分の抗菌・防臭・防ダニ効果

・優れた調湿効果

・ご家庭で洗える(ネット使用)