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羽毛布団を購入する時に注意したい6つのポイント

From 睡眠環境寝具指導士(よーくねった)

 

羽毛布団の購入・買い替えを検討されている方へ

 

秋も深まり冬が近い事を感じる季節になってくると、収納スペースから出す物の一つに羽毛布団がありますよね。寒い冬の夜を温かく過ごすために多くの方が活用されていることでしょう。でも、長く使っていれば痛みや汚れが気になって、買い替えを検討されたりする方も多いと思います。そこで、そんな方の為に羽毛布団の購入をする時に注意してもらいたいポイントを5つお伝えさせて頂きます。

 

お伝えするポイントを羽毛布団の購入の時に参考にしてもらうと ↓↓

 

× 値段がお手頃だったけど、期待したほど暖かくない
× フカフカを楽しみにしていたけど、思っていたほどフカフカ感がなく残念
× 夜、布団に入ったら何か臭う・・・
× 暖かいけどムレて不快感を感じる

 

といった、残念な事になることはありません。

 

 

羽毛布団を購入する時に確認する「6つのポイント」

 

★ ダウンパワー(dp)を確認する

 

ダウンパワーとは、羽毛1gあたりの体積 (cm3 /g)を計測して数値で表したもので、羽毛のふくらみ具合や品質を見極める目安となるものです。

 

品質の良い羽毛は、重さ辺りの体積が大きければ大きいほどより多くの空気を含むことが出来るので、その分高い断熱性を発揮する事が出来ます。

 

なので、数値が大きいほど、高品質と言えることが出来ます。

 

一般的に、350dp程度で兼価版、400dp程度で高級品、430dp以上で最高級品と言われています。商品には日本羽毛製品共同組合が認定した商品ラベルがついている場合がるので、このラベルは商品の品質保証の目安になります。

 

日本羽毛製品共同組合 HPはこちらから

ダウンパワー440以上

ダウンパワー400以上

ダウンパワー350以上

ダウンパワー300以上

※ 当店では日本羽毛製品共同組合のダウンパワーラベルではなくオリジナルのラベルを使用しておりますが、ラベルが意味する内容は全て同じ物となります。

  

★ ダウンの適正充填量の目安を確認しよう

羽毛ふとん品表タグ

ダウンパワーの確認をしたら次は、実際その羽毛布団にはどれ位の羽毛が入っているのかという充填量を確認してください。種類やサイズによって数字が変わりますので、あくまでも目安としてもらえばいいと思います。

 

羽毛充填量の目安

 

  • シングルサイズ 1.2~1.3kg
  • ダブルサイズ 1.6~1.7kg
  • 春秋用合掛け布団 0.7~0.9kg
  • 夏用肌かけ布団 0.3~0.7kg

 

ちなみに、羽毛1kgってどれ位か想像できますか?
実はこんな感じです。

 

注意してもらいたい事は、ダウンパワー(dp)は良くても、ダウン充填量が目安数値より少ない場合は、羽毛の持つ保湿力が十分に発揮されない場合があるので注意が必要です。

 

★ ダウンの種類を確認しましょう

グース(ガチョウ)
グース(ガチョウ) ダック(鴨)

 

羽毛布団には、グース(ガチョウ)とダック(鴨)の水鳥の羽毛が使われます。通常、販売価格はグース(ガチョウ)を使用した羽毛布団の方が高価になります。

それは、グース(ガチョウ)の方がより飼育期間が長く、体も大きいためダウン(ボール)が、ダック(鴨)より大きくなるためです。

 

さらに、グース(ガチョウ)とダック(鴨)以外に、“マザーグース”・“マザーダック”と表記されている羽毛布団があるかもしれません。

これは、一般的なグース(ガチョウ)やダック(鴨)が未成熟のうちに食用になる場合が多く、完全に成熟していない個体から羽毛を採取するため、羽毛に弾力性がなく膨らみも弱く、保湿力や耐久性で劣るといわれている商品と比較すると、マザーグース・マザーダックはその名前の通り、卵を産むために冬を越すことになるので生育期間も長くなり、体も成熟してくるので、それに合わせて羽毛の成熟度も高い羽毛となります。その為、品質はより高くなることになりますが、その分価格も上がってしまいます。

 

※よーくねった おすすめマザーグース・マザーダック 

★ ダウン率を確認しましょう

先にダウンがどれ位入っているかという充填率の目安をお伝えしましたが、次はダウン率になります。ダウン率とは、充填されている原料の中にダウンがどれ位入っているかと言った目安になります。

 

ダウン(ボール) フェザー(羽)
ダウン(ボール) フェザー(羽)

 

ダウン率が50%以上で羽毛布団、50%より下の場合は羽布団と区別されています。

ダウン(ボール)は、グース(ガチョウ)とダック(鴨)の胸から、フェザー(羽)はお腹のあたりから採取されるのですが、

ここで、注意したい事はダウンパワー(dp)が高くても、ダウン率が低い場合です。この場合、保湿力など十分な機能が得られない場合があるので注意しましょう。また、フェザー(羽)が多く含まれている場合、生地から羽毛の吹き出しが発生する事もあるので注意が必要です。

 

ダウン率の目安は90%以上を目安にしましょう。90%以上で高品質と言われています。

 

★ 生地を確認しましょう

 

羽毛ふとんの生地は奥が深いので、ここでは簡単に解説していきます。

 

厳密に上げれば他にもありますが、羽毛ふとんの生地に使われているのは大まかに以下の3点です。

 

・綿100%

・TTCやTCなどポリエステルと綿の混合生地

・合成繊維(ポリエステルなど)

 

最近では、TTCやポリエステルの生地を使った羽毛ふとんが多く見かけますが、睡眠環境寝具指導士としては自然素材である、綿100%の生地の羽毛ふとんをおススメしています。

 

TTCやポリエステルの羽毛ふとんは価格が安い物が多い上に生地が軽く、羽毛のかさ高性(ボリューム)も出やすいということで、羽毛ふとんに適した生地ではあります。

 

ですが、以下のデメリットがあります。

 

・吸水性が悪く、ムレやすい

・生地が劣化するとボロボロになる。

・静電気が起きやすい

 

では綿100%の生地であれば何でも良いのでしょうか?
いいえ、綿生地にも種類があります。なるべく細い糸でできた綿生地を選ぶ様にして下さい。

 

番手が高いほど糸が細くしなやかになり、肌さわりが良くフィット性も増します。また糸が細くなるため軽量にもなります。
 

・40番手(安価)

40番手の糸は糸が太く、耐久性はあります。しかし、フィット性・肌さわりが悪く、生地も重いため羽毛ふとんの生地としてはおススメできません。40ブロードや40サテン使用など書いてある羽毛ふとん見かけたら注意が必要です。

 

・60番手(一般的)

60番手の糸を使った羽毛ふとんは標準的な細さになります。綿の羽毛ふとんがいいけど、羽毛ふとんに掛ける予算がないという場合はこちらがおススメです。よく60サテンなどという表現がされています。

 

・80番手(やや高級)

80番手の糸は肌さわり・フィット性に優れた糸となります。80番手となると重さも軽くなるため、羽毛ふとんの生地として十分な機能を発揮します。80サテンなどと表現されています。

  

※他にも高級の100番手や最高級の120番手などがありますが、今回は説明を省きます。

 

綿100%生地の羽毛ふとんとしては最低でも60番手の生地の物をおススメしております。
もし予算があれば、80番手以上の物ですと羽毛ふとんを使用感が大分変ってきますので、より快眠に繋がります。

 

生地としては最後にキルティングについてご説明します。
※キルティングとは羽毛の縫製の仕方を指します

 

キルティングの種類は主に3つです。

 

・直キルト

羽毛ふとんの上下の生地に羽毛を挟み直接縫製していくキルティング。こちらは主にダウンケットなどで使用されます。

 

・立体キルト

羽毛ふとんの縫製のつなぎ目部分にマチを立てることで羽毛のかさ高性を維持します。一般的な羽毛ふとんのキルティングはこちらになります。

保温性は下で紹介する二層キルトの方が上ですが、軽さやフィット性は立体キルトの方が優れ ているため、断熱性に優れた家に住んでいる方はあえてこちらを選択するのもアリかと思います。

 

・二層キルト

二層キルトは名前の通り、羽毛ふとんの中のキルトが二層になっているキルティングとなっています。これにより、空気層が増えるためより暖かい羽毛ふとんとなります。

また、羽毛の偏りなども起きにくいため、長く使っても安心して使えます。寒冷地にお住まいの方は間違いなくこちらを選択した方が良いと思われます。

ただし、内部が二層になってかさ高性が上がったことにより、羽毛ふとんが膨張してフィット性がやや落ちます。対策としては羽毛の下に綿毛布などしいたり、やや大きめの掛カバーを使用して羽毛と人の間にできる空間を埋めるなどの対策がおすすめです。

 

以上、5つのポイントをお伝えしてきました。

 

1・ダウンパワー(dp)を確認しましょう

2・ダウンの適正充填量の目安を確認しよう

3・ダウンの種類を確認しましょう

4・ダウン率を確認しましょう

5・生地を確認しましょう

 

この4つを抑えている羽毛ふとんなら暖かくて良質な羽毛ふとんだと言えます・・・

 

ちょっと待ってください!

 

最後に一つ重要な6つ目のポイントがあります。この確認を忘れるとせっかくの購入が残念な事になってしまうかもしれません。

 

それが、

 

★ 日本で製造された羽毛布団ですか?という事

 

残念ですが、羽毛布団の原料であるダウン(ボール)&フェザー(羽)は、ほぼ100%海外生産になっています。そして、グース(ガチョウ)とダック(鴨)は動物から採取されるものです。

 

その為、羽毛布団に詰められる前に不純物の処理や洗浄という工程を行う必要があります。その過程である程度臭いも取る事ができますが、方法によってはその差が出てしまいます。

 

特に海外生産の場合は、不純物の処理や洗浄といった工程が日本産と比較すると品質で劣る場合があります。その為、購入ご予算との関係もありますが、是非日本で製造された羽毛布団を選んで頂きたいと思います。

  

★ 羽毛布団を購入する時に注意したい6つのポイント まとめ

  

1・ダウンパワー(dp)を確認しましょう

2・ダウンの適正充填量の目安を確認しよう

3・ダウンの種類を確認しましょう

4・ダウン率を確認しましょう

5・生地を確認しましょう

6・日本で製造された羽毛布団か?